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週足の「支配の型」で、いまフラクタルのどこにいるかを掴む環境認識
2026/8/18
この記事のスタンス
先に断っておきます。この記事は相場予測を提供しません。「ここから上がる」「買い」といった話は一切出てきません。
渡すのは考え方の体系と、それを動かす道具です。環境認識とは、当てることではありません。いま自分が、どういう状態のどこにいるのかを言葉にすることです。当たり外れは存在しません。存在するのは「認識できているか、できていないか」だけです。
環境認識は「予測」ではなく「現在地の確認」
多くの人が、チャートを開いて最初に「上がるか下がるか」を考えます。ここが躓きの始まりです。まだ自分がどこにいるかも分かっていないのに、行き先を当てようとしている。
順番が逆です。まず現在地を確認する。登山でいえば、天気を予想する前に「いま自分は何合目の、尾根のどこにいるのか」を地図で確かめる。これが環境認識です。そして現在地は、予測と違って確認できる——確認するための、決まった見方があります。
まず「週足の支配の型」を確認する
現在地を確かめる出発点は、いちばん大きな地図=週足です。ここで見るのは一つ、「どちらの方向が、いま週足を支配しているか」です。
支配しているかどうかの目印は、**“放れ”**です。
週足が、2本以上 decisive に放れて(離れて)一方向に動いている → その方向が「支配の型」
だらだらと横ばいで、上下の週が混ざっているときは、支配していません。2本以上、はっきり同じ方向に放れて初めて、「いまはこの方向が支配的だ」と言えます。 これは予測ではなく、すでに起きたことの記述です。
「いまフラクタルのどこにいるか」を認識する
支配の型が確認できたら、次はその中で自分がどの位置にいるかです。相場は入れ子(フラクタル)になっていて、大きな放れの中に、小さな押し・戻り・再加速が含まれます。
- 放れた方向に、いままっすぐ進んでいる位置なのか
- 一度戻して、支配方向に戻ろうとしている位置なのか
- 放れが終わりかけて、支配が崩れつつある位置なのか
どこにいるかを言葉にできれば、環境認識は完了です。行き先は当てません。「いまはここにいる」と言えれば十分です。
支配が「曖昧」なときが、本当の分かれ道
問題は、週足を見ても放れがそろわない=支配の型が曖昧なときです。多くの人はここで、曖昧なまま無理に「たぶん上」と決めて入り、負けます。
正しい対応は2つに1つです。
- 一段下(4時間足)に落として、環境認識として効きそうな型を探す
- それでも効く型が見つからなければ、その日は環境認識を放棄して手を出さない
この「曖昧なときにどう降りて、何を見て、いつ諦めるか」こそが、環境認識のいちばん難しく、いちばん差がつくところです。
最小の確認(週足が放れているかだけ、まず見る)
週足の放れは、感覚ではなく数字で確認できます。日次の無料データを週ごとにまとめ、直近2本の週次変化率の向きを見るだけです。有料APIは要りません。
mkdir -p ~/market-lab && cd ~/market-lab
curl -sL "https://api.frankfurter.app/latest?from=USD&to=JPY"
こう返れば準備完了です(数字は例。予測ではありません)。
{"amount":1.0,"base":"USD","date":"2026-08-13","rates":{"JPY":159.33}}
このデータを週足にまとめて「直近2本が同じ方向に放れているか」を見れば、いま週足で環境認識できる状態か、それとも4時間足に降りるべき局面かが、毎朝わかります。
ここまででわかること
- 環境認識は予測ではなく「現在地の確認」
- 出発点は週足の「支配の型」=2本以上 decisive に放れているか
- 支配の中で、いまフラクタルのどの位置にいるかを言葉にする
- 支配が曖昧なときの降り方が、いちばん差がつく
ここまでが考え方です。この先で、週足の放れを機械判定する道具と、支配が曖昧なとき4時間足で効く型を探す手順を、まるごと渡します。
具体的には:
- 日次データを週足にまとめ、「放れているか/曖昧か」を1コマンドで判定するスクリプト(そのまま動きます)
- 支配が曖昧なとき、4時間足に落として”効きそうな型”を探すチェックリスト(順番に見るだけ)
- 環境認識に使える型のカタログ(状態の記述として。売買サインではありません)
- 「効く型が見つからないなら判断保留」を運用に落とす手順
- Claude Code に現在地だけ言語化させるプロンプト(予測を書かせない縛りつき)
免責:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言・売買推奨ではありません。金融商品取引法上の投資助言業として登録された事業ではありません。掲載する手法・ツールは分析を補助するものであり、利益を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。